昨年、私達夫婦はコロナに罹りました。
夫婦同時に感染し、一緒に寝込みました。喉の痛み、高熱、身体の怠さ等に苦しみましたが、その症状は想定内でした。
感染から数日後のある日、嗅覚と味覚を失いました。後遺症ってやつです。
本当に突然すぎて驚きました。うどんを食べた時に、あれ?何の味もしないぞ?ってなって気付いた。
嗅覚って普段生活してる時は特に何も意識した事なかったけど、失われた途端、今までの感覚と違う気持ち悪さみたいなものを感じました。
飲食店の前を通っても、料理を作っても、どこへ行っても、何の匂いもしない。
もしもの火災や、臭い物を匂いから危険を察知する事ができないので、それも不安になりました。
味覚も味の濃い物なら!とカレーやキムチ等食べましたが、全く味がしませんでした。
味覚がなくなって初めの頃は、数日経てば元に戻ると思っていたのに、全く治らず、次第に焦る気持ち。。
いつになれば治るの?もうこのまま治らなかったらどうしよう?精神面で苦しみました。
結局、徐々にゆっくりゆっくり元に戻っていき、完治するまでに、嗅覚は1ヶ月程。味覚は2ヶ月近く掛かりました。
これまで大きな病気に罹った事は無く、健康体だった私達。
コロナに罹り、この経験をした事で、人生の考え方が変化しました。
これまでの私達は今現在より、将来に目を向けて生きてるタイプでした。
例えば将来の為に貯金しておこう!とか、定年後は時間に余裕がある分、旅行へ沢山行こう♪とか。
勿論将来を見据える事は大事です。だけど、もし今は使わず我慢して貯金をした場合、最悪お金を残して先に死ぬ事だってある。
老後の旅行だって、その頃には身体が健康とは限らない。足が悪くて歩けなくなっていた場合は行けないかも?
今日が健康だからって、明日の自分が健康かなんて誰にも分からない。
災害や事件に巻き込まれたら、突然命を奪われる事だってあり得る。
それなら、先の見えない将来に目を向けるより、まずは今現在に目を向けるべきだ!って発想になりました。
将来を見据えつつも、今の暮らしを一番に考える。
やりたいと思った事、行きたいと思う場所、食べたい物、この先いつかしよう、行こう、食べよう、じゃなくて早めの予定に入れて実行しないとなーって思います◎
今の暮らしが幸せである事。を意識して生きるようになりました。今日が幸せなら、例え明日死んだとしても後悔は少ないはず!
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